前回、収入をアップさせる方法として自分の価値を最大限にしてくれる転職を実現する。
このように書かせていただいたのですが、なにも準備せずにコンサルタントの言われるがまま
転職活動に挑み、選考、面接と進んだとしてもなかなか内定は得られません。
準備!準備!他人より準備!
会社員の収入をアップさせる根本的な方法は2つしかない。
- 評価を高める
- 転職
会社の中での評価はいくら高くても社内の職種により給与レンジが決まっている。
極端に高く出来る方法は役員まで成り上がるか、兼務をして仕事を増やすかですが
限界があり、これは量も質も変わるので比較にしにくいですね。
たぶん、プライベートの時間を切り売りすることになりかねないです。
そこで、転職だなってことは分かりきっていることで、同じような人はたくさんいます。
と言うことは、転職市場に流れている現職の皆さんは自分と同じ立場。
総務省の労働力調査によると2025年度の就業者数は約6820万人で転職者は約330万人で
2024年度よりも1万人減りました。
また、転職希望者は約1023万人になっており、史上最大の人数となっております。
年間転職者は就業者の4.8%で約20人に1人が転職しており、7人に1人は転職希望だと。
これは、熾烈な争いになります。
目的は所得(収入)アップが正直なところ
今の職場が働きにくいとか、生活環境の変化などでワークライフバランスの確保。
じっくりと自分の人生としての仕事をつき進めたい、専門性スキルの向上のため。
などの理由の場合もありますが、先行き不安や自己・家族実現のため収入アップが多いです。
厚生労働省「雇用動向調査(令和6年)」によると、
| 転職後の賃金変化 | 割合 |
|---|---|
| 増加した | 40.5% |
| 変わらない | 28.4% |
| 減少した | 29.4% |
約4割の人が収入が上がっています。良いですね~
さらに注目すべき点は、
- 10%以上アップ:29.4%
- 10%以上ダウン:21.7%
で、転職者の約3人に1人は年収が10%以上増えています。
ということは、400万円なら40万円以上、500万円の年収なら50万円以上になります。
生活で考えると月収で約4~5万円ぐらい上がっているような感じ(ボーナスはインセンティブと考えて)
いろいろなことに使えますね。このお金をNISAに回すだけでも先行きに安心が生まれるのでは?
55歳の現在は会社労働者であり管理職で採用も
この年齢になり管理職をしていると、事業の進展や離職者補充で採用も担当します。
正直なことを書いていくと、有能だから必ず採用はありません。
採用するときの一番のポイントは、この人は私の部署に来た時にどのパーツになるか?
これは、応募者を単なるパーツ、駒として見ているのではなく、チームとしての歯車として
ほかのメンバーや他部署、会社全体に対してどのように力を出してもらえるかと言うことです。
もちろん、過去の実績やスキル、人柄、身なりなども見ますがかなり話して直感が効きます。
この人となら一緒に仕事をしたいか?そして、あとを任せられるか?が気持ちです。
私の場合には、この部分で納得が出来ない場合には採用しないようにしています。
とことん候補者をふるいにかけます。その分、機会損失しないように気になれば全員会います。
次に給与について考えるときに、最初に会社のレンジというものがあり職階のどこに当てはめるか?
この部分は会社ごとにルールがあり、日本企業と外資では全然違います。
そのため、会社のルールに従い、人事部門と相談します。
ただし、ここが注意点ですが上に書いたように10%以上は収入アップして入社してほしい。
これは、気分良く、やる気に満ちて、私の期待に応えてほしいという投資です。
500万円の年収で50万円アップって会社としては大したことはないのです。
会社によりますが年収500万円の人を雇うのに、大体2000万円ぐらいのコスト計上します。
これには福利厚生(年金、健康保険など)や活動資金(業務教育、デスクの場所代など)が
含まれ、こうやって考えると50万円は約2.5%の範囲です。
この部分は100万円程度のアップなどは期待が出来れば採用部門の裁量範囲です。
場合によって本当に来てほしい場合には、一時金で100万円などの準備も可能な範囲です。
(ここは、会社によりますが私は情熱で会社を説得します)
年収のもう一つの基準
会社の職階のレンジも重要ですが、応募者の前年の収入は一つの基準になります。
応募者は転職準備の段階で年収(源泉徴収書の収入)を上げておくことをお勧めします。
いきなり数か月で転職の場合には準備できないこともありますが
この先の長い人生、会社員人生を考えると急いで転職せずに吟味したほうがいいです。
まずは、今の会社で評価を上げて基本給や一時金のボーナスの金額を上げる。
管理職で時間外手当など付かない場合を除いて、時間外手当や休日出勤も引き受けるなど
源泉徴収書で内訳の見えない部分も含めて額面を上げる。
もしかすると時間給としては下がるかもしれないが採用する側としては額面しか見ません。
面接の後で、人事担当者とこんな会話をすることもあります。
私「先ほどの人を採用したいのですが、現年収が480万円なんですので550万円ぐらい出したいのですが」
人事「予算は520万円ですが、将来的にどのようなポジションを見据えますか?」
私「3年で独り立ちで、7年でリーダー、10年で管理が出来るようにします。
私に任せてもらえないですか?」
人事「部門の全体予算での調整をお願いします」
私「効率を上げるので部門としては質もコストもよくなるようにします」
人事「では、その計画書を出してもらえれば検討します」
このような感じで、部門管理職として腹をくくりたい感じにしてもらえれば。
このベースの現年収は高ければ高いほど採用官としては会社と交渉しやすい。
そして、チームに入ってもらうときに気持ちよく入ってもらえる。
採用資料の読み込み
一般的なことになるかもしれないですが、採用する場合に面接は非常に重要です。
面接の前に必ず応募者の書類を読む時間やリサーチに面接の時間の2倍は掛けます。
私の場合の一例ですが、最初に履歴書、職務経歴書を読みます。
必ず3回ぐらい見落としが無いように見ます。(英語と日本語があれば日本語で見ます)
ここでは、どのような経験をして今何をしているか?志望動機などから現職の不満を見つける。
スキルについては本業に関わるもの、本業以外のものを分けるが出来る限り広い分野を重視する。
本業についてはどこまで深い経験をしているかを推測する。
これは文章からの熱意を感じられるか?表面だけ整えて良い様に見えかけていないか?
見た目だけなら熱意が感じ感じにくいが、少々汚くても本気が感じるか?
こんな感じで見ています。
次に、最近ではソーシャルサイトに出ている方が多いのでそういったサイトでサーチします。
これはあくまでも参考程度ですが、応募者は書類では書いていないもっと良いものを
表現しきれていない場合があるので隅々まで機会損失しないようにしています。
悪いことが書かれている場合もありますが、それはあまり参考にしません。
会ってみて自分の目で評価します。
最後に同業界の場合には狭いとコンペチターからも話が入ります。
あえて聞くと応募者が転職活動をしていることがばれるので決してしないです。
あとあと引き抜いていないのに、あらぬ疑いがかかるので絶対しません。
そんな感じで、面接前に予測をして質問したいことをまとめていきます。(結構大変)
って事で応募資料って、とっても重要
ここまで読んでもらって、応募資料ってとっても重要って感じますよね。
エージェント利用の場合、履歴書、職務経歴書を応募者が作って
転職エージェントに提出するのが一般的ですが、エージェントは推薦状を書きます。
正直に言うとエージェントの推薦状はザっとしか見ない(私の場合)ですが
応募者としては見れないし書けないので、エージェントとじっくりと話し合ってください。
履歴書は一般的な自分の過去を書くのでなかなか特徴は出しにくい。
では、職務経歴書を完璧に作ることに重きを置くことを勧めます。
経歴書ですが、経歴書と考えずにアピールシートだと思ってください。
アピールするために、何をアピールするのか?って考えると
目的は自己欲求の実現なので、自分がどのようになりたいか考える必要があります。
そのためには、現時点での人生のキャリアプランが役立ちます。
これから先にどうなるのか?進みたい道は?その道に行くためのアピールです。
キャリアプラン⇒職務経歴書(アピールシート)
完璧に作りましょう。
転職の素人ですが・・・
そうですよね。
就職や転職って人生でもそうそう何度も経験するものではないですよね。
終身雇用の時代がまだ少し残っている現在では。
あと数十年すれば職業環境も変わってくるのですが、ほとんどの人が転職素人。
玄人がいれば、それはそれで今はまだ怖く感じますね。
じゃあ、素人ならどうするか?
プロと一緒に勧めましょう。
プロという転職コンサルタントに相談しますが、コンサルタントも怪しい場合もあります。
今まで何度も言っていると思いますが、たくさんのコンサルタントと会いましょう。
今でこそマッチングアプリ同様です。
とにかくひたすら会って自分のことを考えてくれる人を見つけましょう。
私は仕事がなくなった時に3日で20人と会いました。
お見合いみたいですね。
この中でマッチしたのは5人ぐらいで、その中から1人の提案した会社に応募して入社しました。
これが20年ぐらい前なので、今はもっと合わないとダメかな?
書類の書き方もアドバイスもらえる人にしましょう。
この辺りは経験豊富なコンサルタントがいいでしょうか。私は情熱がある人に恵まれた。
絶対に金銭は要求されませんので注意してください。
エージェントは採用先の会社から成功報酬をもらうので基本は無料です。
一部の転職サイトは会費が必要ですが、それとは別です。
最後に、ここまで読んで準備が必要と感じてもらったかもしれませんが
それ以上に行動を起こすことがもっと重要です。
頭の中で考えてやった気分になっても、何も動いていません。
もし、準備が途中であっても同時進行で進めていけばいいのです。
まずは動きましょう、将来のために今日が一番若いのですから。



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