第33回TOEIC380点だった私が外資系企業で20年以上働いて分かったこと|英語が苦手でも外資系で働けるのか?

会社人生

「外資系企業で働いています。」

そう話すと、ほぼ確実に言われる言葉があります。

「英語ペラペラなんですね。」

そのたびに少し困ります。

なぜなら、私は英語が得意ではなかったからです。

実は私が外資系企業へ転職した時のTOEICスコアは380点でした。

中学・高校時代の英語の成績も決して良くありません。

単語もあまり覚えていませんでした。

海外経験も学生時代に1か月弱ほど。

英語は片言でした。

今振り返ると、

「よくそんな状態で外資系企業に転職したな」

と思います。

しかし結果として、私はその後20年以上外資系企業で働くことになります。

今回は、

「英語が苦手でも外資系企業で働けるのか?」

について、実体験をもとにお話ししたいと思います。


TOEIC380点でも外資系に採用された理由

「TOEIC380点で本当に採用されるの?」

そう思う人もいるでしょう。

私自身も今ならそう思います。

採用された理由は大きく二つありました。

一つ目は、

会社が日本市場で事業を拡大するために必要な技術や経験を私が持っていたこと。

つまり、採用の決め手は英語力ではなく専門性でした。

二つ目は面接でのやり取りです。

面接官から聞かれました。

「英語についてはどう考えていますか?」

今ならもっと気の利いた答えができたかもしれません。

しかし当時の私は正直にこう答えました。

「英語に対してアレルギーはありません。」

嘘は言っていません。

本当にアレルギーはありませんでした。

ただし、

英語の知識が少なかっただけです。

今思うと少し笑ってしまいます。

それでも採用されました。

外資系企業が求めているのは、必ずしも完璧な英語力だけではありません。

必要な専門性と、

英語を避けない姿勢も評価されるのだと思います。


外資系企業で英語は本当に必要なのか?

結論から言うと、

必要です。

しかし、

思っているほどではありません。

少なくとも私の場合、仕事の80%以上は日本語でした。

なぜなら、

お客様は日本人。

市場も日本。

同僚も日本人。

だからです。

日本のお客様に説明する時に英語を使うことはありません。

当然ですが、日本語で仕事をします。


実際に英語を使う場面

では、どこで英語を使うのでしょうか。

私の場合は主に次のような場面です。

  • 本国への報告
  • 本国との問題解決
  • 海外からの指示を理解する
  • 英文マニュアルや資料を読む
  • 海外会議への参加

日常業務の中心ではありません。

しかし会社の方向性や重要な案件に関わる場面ばかりです。


英語が本当に必要になる瞬間

担当者レベルの時は、正直なところ何とかなることも多いです。

実際、英語を使い始めて5年ほど経った頃の私のTOEICスコアは460点程度でした。

決して自慢できる点数ではありません。

それでも仕事はできました。

しかし、ある程度のポジションになると話は変わります。

本社へ改善要求を出す。

日本市場の状況を説明する。

トラブルの背景を伝える。

予算や方針について議論する。

こうした場面では、

「自分から発信する英語」

が必要になります。

外資系企業では、

言われたことを実行するだけでなく、

自分の考えを主張することが求められるからです。


昇進するほど英語力の重要性は高くなる

担当者レベルなら何とかなることもあります。

しかしマネージャーや部長クラスになると違います。

本社との会議。

海外幹部との打ち合わせ。

予算説明。

事業戦略の議論。

英語を使う場面は確実に増えます。

つまり、

出世したいなら英語は武器になる。

これは間違いありません。


実際にはどの程度の英語力が必要なのか?

これはよく聞かれる質問です。

私の経験から言うと、

最低限必要なのは、

  • 高校卒業レベルの英単語
  • 高校レベルの英文法
  • 自分の業界の専門用語200語程度

このくらいだと思います。

もちろん英語力が高い方が有利です。

しかし、

ネイティブレベル

帰国子女レベル

英文学科レベル

が必須というわけではありません。

少なくとも私は違いました。


英語より大切だったもの

20年以上働いてきて感じることがあります。

それは、

英語より重要なものがあるということです。

例えば、

  • 専門知識
  • 問題解決力
  • コミュニケーション能力
  • 現場経験
  • 信頼関係

です。

英語はあくまで道具です。

どれだけ高性能な道具を持っていても、

使う中身がなければ仕事はできません。

逆に専門性が高ければ、

多少英語が苦手でも活躍できる場面はあります。


AI時代になってさらに状況は変わった

私が外資系企業へ入った頃と比べると、

今は別世界です。

翻訳ソフト。

自動字幕。

生成AI。

英文メール作成支援。

昔なら辞書を片手に苦労していた作業が数分で終わります。

英語が苦手な人にとっては、本当に恵まれた時代になりました。


外資系企業を目指す人へ伝えたいこと

もし今、

「英語が苦手だから外資系は無理」

と思っている人がいたら、

私はこう言いたいです。

英語だけを理由に諦める必要はありません。

もちろん勉強は必要です。

しかし完璧である必要はありません。

私自身、

TOEIC380点でスタートしました。

それでも20年以上働いてこられました。

大切なのは、

英語から逃げないこと。

そして専門性を磨き続けることです。


まとめ|英語が苦手でも外資系で働けるのか?

私の答えは、

「Yes。ただし学ぶ姿勢は必要。」

です。

英語は必要です。

しかし、

英語ペラペラでなければ働けないわけではありません。

実際に私は、

英語が苦手な状態からスタートし、

20年以上外資系企業で働いてきました。

必要なのは、

完璧な英語力ではなく、

伝えようとする姿勢。

学び続ける姿勢。

そして仕事の専門性です。

もし外資系企業に興味があるなら、

まずは英語へのアレルギーをなくすところから始めてみてください。

ちなみに私は面接で、

「英語にアレルギーはありません」

と言って採用されました。

人生、意外と何とかなるものです。

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